Excel 2023.02.13
前回、Excelは色々なことができると書きました。
ですが、Excelで色々なことをするには、データの入れ方と、そのいじり方を理解する必要があります。
今回はその話です。
Excelで、データを入力する箇所を「セル」といいます。
セルには、文字とか、数字そして計算式とかを入れられます。
エクセルの基本は、情報(文字や数字)をセルに入力し、それを計算式で加工することです。どんなに高度なことをやらせていたとしても、この基本からは絶対に外れていません。
なので、Excelを使うためには、綺麗なデータの入れ方と加工の仕方を理解することが必要です。
今回はセルの扱い方を理解しましょう。
1.セルって何?
Excelで作業を始めると出てくるマスのことです。
なお、Excelでは各セルを列(A,B,C…)と行(1,2,3点)で特定します。
この画像でカーソルが合わさっているのは、B列の1行目なのでB1セルです。
2.セルに何を入れるの?
文字でも数字でも、キーボードで入力できるものです。画像とかはダメ。
画像では、本当に単純に項目名や土地の名前、そして評価額に相当する数字を入れただけです。
3.計算式ってどういうこと?数学嫌いなんだけどわかりやすく教えて。
セルに計算式を入力すると、Excelで計算をしてくれます。
上の図を例に、5筆の評価額を出す計算式をいれてみましょう。
Excelで計算式を入れる場合、セルの先頭を「=」(半角のイコール)にします。
全角はダメです。必ず半角で入れましょう。
(なお、数字や記号を入れる場合、日頃から全角は使わず半角で入れましょう)
5筆の計算式の考えかたですが、小学生の文章問題と全く同じで、B2セルからB6セルまでの合計値になります。
なので、合計額を表示させたいB7セルの計算式を次のようにします。
=B2+B3+B4+B5+B6
すると、この入力をしたセルに、この計算結果が表示されます。
Excelの基本はこれです。データを入れて、入れたデータを算数の文章題のように式を作ること。
※なお、計算結果は足す対象のセル(今回だとB2からB6セル)の値が変動すると、自動で変わります。
考え方はそんなに難しくないと思います。
ただ、入力のめんどくささや手間は別問題です。たとえばこの5筆だけならまだ入力は楽ですが、合計筆が(実務上はあり得ないですけど)10000筆とかだった場合、計算の入力にB2+B3+…+B10001まで連続で入力するのはとても面倒くさいですよね。
それ以外にも、入力してある一部の土地だけ計算から外す、などの条件が入ってくるともっと面倒くさくなります。
なので、こういった「大量のデータの条件付き計算式」を簡単にやる方法を理解しないと、ただ入力がめんどくさいだけの見える電卓でExcelは終ってしまいます。
そして、大量のデータを効率よく捌くための方法が、関数です。ゲームが好きな人の場合、計算式の特殊コマンド、と考えると早いかも。
次回はこの「合計値」を出すための関数についてお話しします。